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町家de鼓


小鼓は日本の伝統的な打楽器です。
能楽などの謡いに合わせ、掛け声とともに打ち鳴らします。
そしてその掛け声と音の両方がハーモニーを奏でるという独特な楽器です。

小鼓は「胴」と「皮」、「調べ」の3つのパーツからできています。
「胴」は桜の木をくりぬいて作られていて、漆塗りで美しい蒔絵などが施されています。
中は渦巻状にくりぬかれており、中で音が反響してあのすばらしい音色になります。
「皮」は馬の皮を用いており、実際に手で打ち鳴らす部分です。やわらかい子馬の皮が一番良いといわれています。
適度な湿気を好み、和紙を貼って少し湿しながら調整を行うこともあります。
「調べ」は皮と皮を結ぶ麻紐のことです。 「調べ」を握ったり緩めたりして音の高低をつけ、それにあわせて打ち鳴らし方も変えていきます。

音の種類は「甲(かん)」「乙(おつ)」「頭(かしら)」「程(ほど)」「ツ」の5種類です。 私たちが小鼓といってすぐに思い浮かべる「よ〜ポン」という音は「乙」の音。 「甲」は「甲高い(かんだかい)」などというように調べをぎゅっと握ってあまり音を響かせずに鳴らす音です。
小鼓のお稽古では、「乙」の音を「ポ」、「甲」の音を「チ」といって練習します。

現在舞台で使われている胴はほとんど室町から江戸期に作られたものです。
皮も作られて50年未満のものは新皮と呼ばれるほどで、なかなかやわらかい音が出ないといわれます。
また、胴と皮の相性もあり、なかなかこれ、という楽器に出会うのは難しいものですが、これも芸術の一つです。

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